管理力と保管力

物流事業部

管理力

WMS(倉庫管理システム)による
倉庫業務の可視化・効率化・コスト削減

当社では倉庫管理システムを導入しており、
効率性、正確性、透明性を追求し、
あらゆる物流活動をスムーズに統合します。

倉庫管理システム(WMS)

WMSとは、Warehouse Management System(倉庫管理システム)の略称です。WMSは、倉庫内の各種情報(⼊庫・出庫商品情報、在庫情報、納品先情報など)を管理し、在庫品の正確な把握と最適な受発注・⼊出庫管理を実現します。
WMSによって、俊敏かつ正確な物流の実現を⽬指し、以下のような機能が提供されます。

  1. 在庫管理:倉庫内の在庫管理を効率化し、在庫数の常時把握、不良在庫や期限切れ商品の把握、再発注計画の策定などを⽀援することができます。
  2. ⼊出庫管理:⼊庫品の受⼊時の検品や棚卸し、出庫時の商品選別・出荷準備のためのピッキング作業、出荷指⽰書の管理など、⼊出庫に関する業務の管理を効率化できます。
  3. 在庫移動管理:商品の移動履歴を記録したり、製品の移動経路もシステム上で管理できます。また、在庫移動によって出庫予定が変更された場合でも、効率的な作業を実現することができます。
  4. 在庫情報の可視化:常に在庫状況を把握でき、在庫数や在庫の位置が⾒えるようになったため、スムーズな在庫管理が可能になります。

特長

  1. WORK EFFICIENCY

    • ロケーション管理
    • ロット管理
    • 属人性の排除

    独自開発のWMSにあらかじめ、ピッキング指示に作業動線のルールを設定し、ピッキングリスト毎にムダがない作業動線を実現、また在庫の可視化により迅速な出荷手続が行なえます。

  2. HIGH ACCURACY

    • デジタルチェック
    • 誤出荷防止

    自動化された受注処理とバーコード、文字認識スキャナーを使ったデジタルチェックで、正確な商品のピッキングと出荷手続きを実現しています。

  3. INVENTORY MANAGEMENT

    • 現場からダイレクトにデータ反映

    在庫の可視化と追跡を容易にし、常に正確な在庫状況を把握できます。在庫ステータスを顧客と共有することにより欠品や過剰在庫のリスクを最小限に抑え、在庫コストを最適化しています。

保管力

『総延床面積3万坪強』の広大な
倉庫面積を保有
その中から
顧客ニーズ・商品特性ニーズに
適した
物流アセットをご提供

倉庫の特長(代表例)

医薬品・ヘルスケア向けGMP・GDP準拠拠点

医薬品保管のスタンダードであるGMP/GDP基準準拠の施設にて、
お客様の大切な医薬品などをお預かりいたします。

  1. Point 1

    免震・耐震構造

    免震構造設計や柱の補強などを行っています。

  2. Point 2

    空調常温管理(30℃以下設定、シートシャッター仕様)

    物品や建物内の温度を一定に保つことで、医薬品の効用・品質の維持を図っています。

  3. Point 3

    冷蔵倉庫(8℃以下設定)温湿度マッピング(データログ、顧客共有)

    より低温管理が必要な医薬品などを保管します。

  4. Point 4

    防虫防鼠、害鳥対策

    防鳥アラート365日24時間稼働、雷管使用の信号機や鳥よけネットなどを使用しています。
    倉庫内は床や棚など清掃を徹底し、害虫や害獣の被害を出さないようにしております。

  5. Point 5

    防犯カメラ・入退室管理

    カメラでの監視のほか、入出場時の時間や氏名、アクセス権などの確認を実施しています。

  6. Point 6

    管理薬剤師雇用

    医薬品等の管理や適正使用のための情報提供、従業員の監督を行う薬剤師です。

一般向け多品種少ロット管理拠点

独自開発のWMSを導入していますので、管理する手間やピッキングミスを防ぐ効率的な物流と保管ソリューションを提供しています。

  1. Point 1

    ラックソーター(自動倉庫)

    管理システムとの連動で正確かつ安全に保管します。

  2. Point 2

    パレットラック

    どんな荷姿でも対応できます。

  3. Point 3

    ピッカーフォーク・ラックフォーク

    適材適所で配置し、保管効率・作業効率を高めています。

GMP

医薬品、医療機器、化粧品などの製造プロセスに関連する品質管理の原則および規制です。GMPの主な目的は、安全性、有効性、および品質の確保です。これは、製薬会社や医療機器メーカーが製品を一貫して高品質かつ安全に製造するための基準とガイドラインを実施することを要求します。GMPの基本原則には、設備の適切な保守、従業員の訓練、品質管理体制の確立、製品の追跡、および記録の保持が含まれます。

GDP

医薬品および医療機器の流通プロセスに関連する品質管理の原則および規制です。これは、製造から最終ユーザーへの製品の安全性と品質を保つためのガイドラインを定めています。GDPは、医薬品の輸送、保管、在庫管理、流通、および販売に関連する一連の活動に適用されます。GDPの基本原則には、適切な品質管理体制、訓練、品質管理記録の保持、適切な保管条件の確保が含まれます。

物流DX化への布石

デジタイゼーションの推進

具体的な取り組み
  • 入庫エントリーシステム導入
  • 紙資料のデジタル化
  • RPAの導入
  • デジタル人材の採用育成
  • 社内コミュニケーションツールの導入と情報管理のクラウド化

デジタイゼーションとは、これまでアナログで行ってきた特定の業務をデジタル化することです。
デジタル化によって作業の効率化や生産性向上を図ります。
また、それに伴う人材育成も行うことでヒューマンエラーを起こさない工夫を日々行います。

物流DX

物流業界におけるデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略語で、物流プロセスと業務をデジタル技術と情報技術に基づいて効率化し、改善する取り組みを指します。物流DXの目的は、運送、在庫管理、受発注、倉庫管理、配送、トラッキングなどの物流プロセスをより効率的にし、運用コストを削減し、サービス品質を向上させることです。

デジタイゼーション

アナログデータやプロセスをデジタルデータやデジタルプロセスに変換し、デジタル形式で保存、処理、管理、および共有するプロセスおよび変換のことを指します。デジタイゼーションは、情報技術(IT)の進歩により、デジタルデータがますます中心的な役割を果たす現代社会において広く採用されています。

RPA

RPA(Robotic Process Automation)は、ソフトウェアロボットまたはボットを使用して、ルーチンで反復的なビジネスプロセスやタスクを自動化する技術およびアプローチのことを指します。RPAは、コンピュータープログラムを使用して、人間の作業を模倣し、データの入力、データの処理、文書の生成、通信の実行などを自動化します。

ラックソーター(自動倉庫)の積極導入

自動倉庫は在庫管理システムと連携しており、商品の位置や数量をリアルタイムで把握することができます。在庫の正確性と可視性が向上し、需要予測や補充計画による効率的な在庫管理が可能となります。
また、従来の⼿作業に⽐べて作業労⼒が削減されるため、⼈為的なミスや商品の損傷を最⼩限に抑えることができます。さらに⼈員をより効果的に配置することができ、作業員はより⾼度な業務に集中できるため、労働⽣産性の向上も期待できます。

自動倉庫

従来、⼈で管理・運営していた倉庫内作業を、⾃動搬送装置や倉庫管理システムを駆使して運営していく形態のこと。